参議院選挙、衆議院選挙の焦点マニュフェスト比較

自民党、公明党、民主党、維新の会、共産党など多くの党が同じような政策を掲げるこの時代、参院選・衆院選の前にはしっかりと各政党のマニュフェストを比較しておく必要があるだろう。

参議院選挙2016 増税、景気だけ?憲法改正、安保法案は見えないまま選挙に行かないように。

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増税とか格差などの経済面を問う選挙なのか、昨年大きな話題となった安保法案や憲法改正を問う選挙なのか。

もちろん目の前の課題に興味を持って投票するのは間違った行動ではない。ただ有権者の意識はどうしても短期的になり、ヘリコプターマネーでも喜ぶ傾向にある。

増税を延期するとどうなるのか、アベノミクスとして今後どのような対策を取るのか。そのあたりはしっかりと検討する価値はある。
今の私たちではなく、子供や孫に対して日本という国に住んでよかったと思われるために今何をしたらいいかを話し合おう。

が、話はそれだけではなく語られない既に成立した安保法案の使い方・今後の展開、改憲を進めるのか進めないのか、進めるとしたら中身をどうするのか。
この辺りがまったく話されないまま、三分の二になったから信任を得た。だから改憲は好きなようにする。
「もし文句があるなら次の選挙で」となる可能性が高い。どう改憲されるかをこの段階から議論するべきであり、その影響力をもっと国民全体で考えないといけない。

憲法や法案は時の政府が恣意的に運用できるようなものであってはならないと私は思っている。
実際に戦争の脅威が目の前にあるとして、憲法や法案で枠を作っておかなければすぐに実戦になり、一度ふたが開けば戦火を止めるのは困難だ。

日本は平和なのではなく、“安全”な国だ。
その安全はアメリカをはじめとした世界の国々との仲良さの成果でもあり、過去の戦争への反省からくる憲法のたまものでもある。

景気が悪いくらいならどうにでもなる。だけど戦争は二度と起こしてはいけない。
起こる素地を持ってもいけない。他人に任せてしまえと言っているのではなく、自衛に専念すべきであり、国際貢献人道支援やインフラなどの支援で力を持っているではないか。

集団的自衛権の行使は自衛権ではなく、アメリカと一緒に戦争をするというものだ。自衛権というからよさそうに聞こえるけど、アメリカが戦争を仕掛ける際には自衛隊を行かせると言うことだから。
”安全なところ”にしかいかない。というが、その線引きは法律でされていない。これもまた恣意的な運用になってしまうのだ。

やるならやるで構わない。その覚悟が国民全体(過半数以上)の意見なら。
であればそれを題材に国民投票でもいいじゃないか。イギリスみたいにさ。

話はそれてきたけど、国をどうしたいかを問う、改憲まで見据えた参議院選挙ということをもっとマスコミも話題にするべきで、改憲したらどうなるかまで踏み込んで話し合うべきだと私は思う。