参議院選挙、衆議院選挙の焦点マニュフェスト比較

自民党、公明党、民主党、維新の会、共産党など多くの党が同じような政策を掲げるこの時代、参院選・衆院選の前にはしっかりと各政党のマニュフェストを比較しておく必要があるだろう。

2018年沖縄知事選に見る琉球の民意と政権与党の誤算。

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 激しい選挙戦を繰り広げた沖縄県知事選挙は30日、翁長雄志知事の後継として「辺野古に新基地を造らせない」と訴えた玉城デニーさん(58)が新基地建設の是非を明言しなかった佐喜真淳さん(54)に大勝した。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市の辺野古新基地建設を拒む県民の意思が明確に示された。玉城さんは涙を浮かべ「新基地建設を止めることが未来の子どもたちにできる、私たち責任世代の行動だ」と呼び掛け、「翁長知事の遺志を継いで、私も体を張って主張する」と魂の継承を力強く誓った。

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翁知事の逝去により予定より早く始まった弔い合戦は翁さんの意思を継ぐ玉城デニーさんが前宜野湾市長の佐喜真さんを破った。

みんな無所属新人で残り二人は3000票(それでさえ誰がいれたんだ?という話ではあるが)、二人が39.7万票と31.6万票なので二人の一騎打ちだった。

 

一騎打ちではあるが政権与党である自民公明は佐喜真さんを完全バックアップなので、政権vs沖縄民意がまた行われていたわけです。
結果はあれだけ自民党幹部が沖縄入りして応援したにもかかわらず前回の翁さんの36万票を超える過去最高票数を集めた玉城さんの勝利。
もともとねじれてる沖縄で負けたって、別にこれで政権が揺らぐことはないが沖縄・琉球の民意の意地が見えた選挙だった。なにせ台風で投票率が伸びなければ組織票を展開できる政権側の佐喜真さんが圧倒的に有利と思われる中で期日前投票などもかなり使われた結果、結構な大差で勝ったのは大きい。

辺野古新基地はいやだという沖縄県民とアメリカべったり(仕方ないともいえるけど)の政権が進める新基地建設。別に争点はそれだけでなく、沖縄は総意(多数決という意味)で政権の進め方は反対という結果と勝ち取ったといえる。

 

ここからまた兵糧攻めを用いてくるだろうけど今回の結果でもわかるように、政権幹部が応援演説に沖縄に入るのは逆効果と言える。
仲間内の閉じた空間で人を集めて話をするのはいいだろう。公民館的な。だけど街頭演説やいかにも応援で沖縄入りしましたというニュースを聞くたびにしまんちゅはイライラしているからだ。

落下傘候補が受かる本土と島国としての矜持をしっかり持つ琉球民の差がでたなぁと思う選挙だった。