参議院選挙、衆議院選挙の焦点マニュフェスト比較

自民党、公明党、民主党、維新の会、共産党など多くの党が同じような政策を掲げるこの時代、参院選・衆院選の前にはしっかりと各政党のマニュフェストを比較しておく必要があるだろう。

参議院選挙の話題は安保法案ではなくなりつつある。自民党の作戦は着々と。

おぉ、30代にはおなじみのSPEEDOから今井さんが出馬か?というニュース。

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選挙は政治家からすれば仕事です。
人気がないと話にもならないわけなので話題作りで芸能人が出ることはよくあります。それは別によいです。たぶんジャニーズが政党作ったらかなり強いだろうし。
問題はなぜそういうことをするんだっけ?というのはわかっておかないと振り回されてしまうから理解はしておこうということ。


一般社会で言うところのコンペみたいなもので、広告代理店なら大手代理店のDさん、Hさん、Aさんなどが

①うちはこんな構想・戦略を持っていますよ(大風呂敷で)
②こんな実績がありますよ(嘘はつかないけどいいところだけ見せる数字付で)
③こんな優秀なプランナーでやりますよ(びしっとスーツ着こんだ人やいかにもデザイナーな人連れて)
④受注出来るのなら同じ金額でこのシステムも値引きします、いやなんなら無料でがんばります(総額としては減らさないw)

と言いながらナショクラ(日本を代表する大企業達)相手にプレゼンするわけです。

これを選挙に置き換えるとこうなります。
2016年参議院選挙ですね。自民党公明党民主党維新の会、共産党・・・色々ありますが。

①こういう政策で日本をよくします!(実現するころには自分はこの世にいないことの方が多いので代理店より超大風呂敷で)
②前回の選挙からこんなことをしました(実現した政策や数字。自民だと主にアベノミクスになりますかね。多分安保は選挙の話題にしたくないので大きくは言わない。)
③うちには優秀な政治家がいっぱいいるんです(献金で指摘受けたりするけど、実力・人気ともにすごいひとがいっぱいいます!(`・ω・´)キリッ)
④うちに入れてくれたら増税はするけど、別の法案で生活が苦しくならないようにお金あげるよ!(これから人口が減っても予算はどんどん増やしてくよ)

これは考え方は政党によっても違いますし、野党からすれば与党を批判することで反与党層を取り込もうとするわけです。

日本は選挙前に出る話が未来のことだらけで、PDCAPDCAサイクル - Wikipedia)で言うところのPだけが選挙の焦点となりがちです。
そうではなく、
実際に公約を実行したか(Do)
公約が計画通りに実行できているか確認したか(Check)
公約が計画通りでなければ何がだめか調べて改善できているか(Action)
PDCAはAまで行ってまたP(リプランとして)に戻ります。

日本の政治はP→D?→C??→A????→また選挙でPという風に動いているのでマニュフェストをどれだけ実行できたのかを有識者を集めて、必要であればデータを政党や官庁に用意させて検証させる必要があると思います。

それを持って次のPに行くべきではないでしょうか。
ひとまず安保法案でひともんちゃくあったけど(P→Dまで行った)、みんな覚えているかなぁ
(筆者は安保法案自体は否定しませんが憲法改正して時代の政権によって恣意的に動かされないような仕組みを内包した状態でやるべきと考えています。)